( ホル ・ ホース ) ヒッヒィ
濃い 顔 に 似合わ ず あっさり 死 ん じ まった なあ
まっ 人生 の 終わり って の は ―
大抵 の 場合 あっけない 幕切れ よ の お
さよなら の ひと言 も なく
死 ん で いく の が 普通 な ん だ ろ う ねえ
ヘッヘ 悟った よう な こと を 言う よう だ が よ う
( 花 京 院 典明 ( か きょう い ん のり あき ) ) ポルナレフ !
相手 の 挑発 に は 乗ら ない で ください
まだ 分から ない の です か !
アヴドゥル さん は 言った “ 一 人 で 戦う な ” と
あなた は それ を 無視 し た
あなた は 相 討ち し て でも 敵 ( かたき ) を 討つ と 考え て いる
アヴドゥル さん は それ を 心配 し て あなた を 追って こう なった
( ジャン ) クッ 俺 に どう しろ と いう の だ
ここ は いったん 引く の です
( ジャン ) アヴドゥル は 背中 を 無残 に も 刺さ れ た
妹 は 無抵抗 で 殺さ れ た
この 無念 を 抑え て 逃げろ と 言う の か
あいつ ら の 幽 波紋 ( スタンド ) の 性質 が 分から ない うち は 戦う な
自分 も 死ぬ よう な 戦い は やめる ん だ !
アヴドゥル さん は それ を 言って いる の だ
ヘイ ! カモン ポルフォル 君
野郎 !
( 典明 ) ポルナレフ !
ゆっくり 僕 の 所 まで 戻って くる ん だ
あの トラック で 逃げる
お … 抑えろ と 言う の か ?
ハア ハア ハア …
クッ
( ジャン ) わ … 分か っ … N ( J ( ジェイ ) ・ ガイル ) ヒッヒヒ
( J ・ ガイル ) おい ポルナレフ
ヘッヘッヘ ハハハハ …
ハハハハ …
アヴドゥル は お前 の ため に 死 ん だ
アヴドゥル に 借り が でき た って こと かな ?
お前 が い なけりゃ 死な なかった かも な
( ジャン ) や … 野郎
本体 は どこ に いやがる
ポルナレフ ! 落ち着け
( J ・ ガイル ) でも 悲しむ 必要 は ない な 喜ぶ べき だ と 思う ぞ
すぐに 面会 できる じゃ ない か
お前 も 死 ん で あの世 で まぬけ な 二 人 と 一緒 に な
アッハハハハ
お前 の 妹 は かわいかった なあ
ポルナレフ
妹 に あの世 で 再会 し たら 聞か せ て もらう と いい
どう やって 俺 に 殺し て もらった か を な
ポルナレフ 挑発 に 乗る な !
誘って いる ん だ !
( ジャン ) 野郎 !
( ガラス が 割れる 音 )
( J ・ ガイル ) フフフ
お前 の チャリオッツ に 我が ハングドマン は 切れ ない
( ガラス が 割れる 音 )
俺 は 鏡 の 中 に いる
お前 の 幽 波紋 は 鏡 の 中 に 入れ ない
だから だ
フッ ハハハハ 悔しい か ? 悔しい だ ろ う な
おい ホル ・ ホース 撃て この アホ を とどめる と しよ う
アイ アイ サー
ヘッヘ
( 銃声 )
( J ・ ガイル ) 死ね !
( 典明 ) エメラルド スプラッシュ
( J ・ ガイル と ホル ・ ホース ) なに !
( ジャン ) う は あ !
( 打撃 音 )
なんと ポルナレフ を
( J ・ ガイル ) 撃ち や がった
うん !
( ジャン ) う う っ
ええ いっ
花 京 院 と やら やり よる ぜ
チェッ 幽 波紋 射程 距離 外 だ
あんなに 離れ ちゃ 命中 し て も 弾丸 の 威力 も なくなる
うん ?
J ・ ガイル の ダンナ 追った か
とことん ポルナレフ を 始末 する 気 だ な
( 車 が 走る 音 )
す … すま ねえ 花 京 院
お … 俺 は
俺 の 妹 の 敵 を 取れる なら 死 ん で も いい と 思って い た
でも 分かった よ
アヴドゥル の 気持ち が 分かった
やつ の 気持ち を ムダ に は し ない
生きる ため に 戦う
ホント に 分かった の です か ?
あ あっ
グワッ !
それ は 仲直り の 握手 の 代わり だ ポルナレフ
ああ サ … サンキュー 花 京 院
グアッ
今度 や つら が 襲って き たら 僕たち 二 人 が 倒す !
( ジョセフ ・ ジョースター ) アヴドゥル お前 …
( 空 条 承 太郎 ( ジョジョ ) ) う う っ
クソッ
( ジャン ) あの 時 俺 は 確かに やつ を 剣 で 突 い た
だが 命中 は し なかった
手応え は なかった ん だ あっ
( 壊れる 音 )
やつ の 幽 波紋 ハングドマン は 鏡 が 割れ て も ―
小さく なった 破片 の 中 から また 攻撃 し て き た
やつ は 鏡 の 中 で 鏡 の 中 の 俺 を 襲う
俺 の 幽 波紋 は 鏡 の 中 に は 入れ ない
鏡 の 世界 なんて どう やって 攻撃 すれ ば いい の だ
クッソ !
( ガラス が 割れる 音 )
ポルナレフ
鏡 の 中 と か 鏡 の 世界 と か 盛ん に 言って ます が ―
鏡 に 中 の 世界 なんて あり ませ ん よ
ファンタジー や メルヘン じゃあ ない ん です から
あっ
何 言って ん だ お め え も 見 た だ ろ ?
鏡 の 中 だけ に い て 振り向く と い ねえ ん だ ぜ
ええ
しかし 鏡 って いう の は 光 の 反射
ただ それ だけ です
( ジャン ) 教え て もらわ なく たって 知 っと る ぜ !
いい か この 場合 だ ぜ 今 の 場合 を 言 っと る ん だ よ
幽 波紋 が ある なら 鏡 の 中 の 世界 だって ある だ ろ う
ない です
お め え なあ
ハングドマン の 謎 は ―
きっと そこ の 点 に ある と 思う の です
幽 波紋 は 幽 波紋 で 倒せ る の なら ―
我々 に は まだ 知ら ぬ やつ の 謎 が …
うん ?
うん ん …
あ あっ
ポルナレフ !
ハンドル の メッキ に やつ が いる
( ジャン ) なに ! ( 典明 ) やつ は 追いつ い て いる
( 典明 ) 危ない !
( 急 ブレーキ の 音 )
( 2 人 ) う う っ う っ
( 衝撃 音 )
( ジャン ) ウギギ …
だ … 大丈夫 か ? 花 京 院
む … 胸 を 打った が 大丈夫 だ
なに !
う おお ! チャリオッツ
花 京 院 映る 物 から 逃げる ん だ
( 2 人 の 荒い 息遣い )
クソッ
分かった 今 見え た ん だ
やつ は 鏡 から 鏡 へ 映る 物 から 映る 物 へ ―
飛び 移って 移動 し て いる
反射 を 繰り返し て ―
ここ まで 追って き た ん だ
( 典明 ) 反射 ?
つまり やつ は 光 か !
やつ の 正体 は 光 の 幽 波紋 と いう こと か
花 京 院 やつ は 今 車 の バンパー に い た
バンパー から 何 か に 反射 し て 移動 する に 違いない
映る 物 の そば へ は 行く な はっ
体 から も 映る よう な 物 は 外せ 制服 の ボタン も 取れ
( 子ども ) お 兄ちゃん たち 大丈夫 ?
( 子ども ) お 薬 持って こよ う か ?
おい 小僧 危 ねえ から 向こう へ 行け
ねえ 車 めちゃめちゃ だ けど
あっ
( 子ども ) ねえ 血 が 出 てる けど
えっ
ケガ は 大丈夫 ?
( ジャン ) や … 野郎 ! ( 典明 ) 子ども の 目 の 中 に
( J ・ ガイル ) クッ ハハハハ
フッハハハ
おい 小僧
( ジャン ) 俺 たち を 見る な ( 子ども ) えっ ?
( ジャン ) 見る な と 言って る だ ろ う が
目 で 追う な コラ !
( 子ども ) えっ ? ケガ し てる よ
大丈夫 だ よ ほら ピンピン し てる よ
だから あっ ち 見ろ
えっ 血 出 てる よ
向こう むけ ガキ !
( J ・ ガイル ) ケッ へ ヘヘ ヘヘ
野郎 ! J ・ ガイル
( J ・ ガイル ) どう する ね
まさか この カワイイ 子ども の 目 を その 剣 で 潰す と いう の か ね
ポルナレフ !
( ジャン ) ガッ アッ ( 典明 ) ポルナレフ !
( J ・ ガイル ) ついに 捕らえ た ぞ
もう 逃れ られ ん
子ども の 目 を 潰さ ん かぎり なあ
キャハハハハハ
クッ なんて 卑劣 な 男 だ 許さ ん
( J ・ ガイル ) フッフ フハハハハ
( ジャン ) フフッ フハハハッ
フッ ハハハハ
おい 花 京 院
この 場合
そういう セリフ を 言う ん じゃ ねえ
いい か こういう 場合
敵 を 討つ とき と いう の は ―
今 から 言う よう な セリフ を 吐 い て 戦う ん だ
我が 名 は ジャン ・ ピエール ・ ポルナレフ
我が 妹 の 名誉 の ため に
我が 友 アヴドゥル の 心 の 安らぎ の ため に
この 俺 が 貴 様 を 絶望 の ふち へ ―
ぶち こん で やる J ・ ガイル !
許せ 小僧
あと で キャラメル 買って やる から な
う わ あ あっ 目 に 砂 が
( 典明 ) ポ … ポルナレフ の 瞳 の 中 に
原理 は よく 分から ん が こいつ は 光 並み の 速 さ で 動く
普通 なら 見切れ ねえ スピード さ
だが 子ども の 目 が 閉じ た なら こいつ が 次に 移動 する の は ―
俺 の 瞳 だ ろ う と いう こと は 分かって い た の さ
なるほど
( ナレーション ) ハングドマン は ―
映って いる 物 の 世界 に しか 存在 でき ない
( ガラス が 割れる 音 )
その 世界 が 消滅 する とき は ―
別 の 反射 物 に 移動 し なけ れ ば なら ない の だ
( ジャン ) だ から その 軌道 が 読め れ ば 剣 で 斬る の は たやすい
( J ・ ガイル ) ギャアアアアアア
( ジャン ) あそこ に いる な 本体 !
野郎 ついに …
ついに !
( 走る 足音 )
( J ・ ガイル の 荒い 息 )
( ジャン ) ついに 会え た な
J ・ ガイル !
俺 の 名 は ジャン ・ ピエール ・ ポルナレフ
貴 様 の 鏡 の 幽 波紋 の 秘密 は 見切った
もの すげ え 速 さ で 移動 する 光 の 幽 波紋 だ
とても 捕らえる こと は でき ねえ
しかし どこ へ 移動 する か さえ 分かれ ば ―
その 瞬間 軌道 を 縦 に 裂け ば ―
お め え も 裂ける
花 京 院 と アヴドゥル が 来 て くれ なけ れ ば ―
それ が 分から ず て め え に 殺 ( や ) ら れ て い た だ ろ う が よ
あ あっ
ポルナレフ それ は 両 右手 の 男 じゃ ない ぞ !
J ・ ガイル じゃ ない !
( 斬 撃 音 ) ( ジャン ) あ あっ
あっ ああ …
な … な に い
ポルナレフ !
ポルナレフ !
( ナイフ を 抜く 音 )
( J ・ ガイル ) クッ ハハハハ ここ だ
バカ め 俺 が J ・ ガイル だ
( 典明 ) あ あっ ( ジャン ) て め え
そい つ は たまたま この 村 に い た 流れ 者 だ よ
俺 の 傷 と 同じ 所 に ちょいと ナイフ で ―
切れ目 を 入れ て おい た の さ
( 男 ) ヒエエ …
まんまと 引っ掛かった な
俺 の 顔 を 知ら ねえ の に ―
無用心 に 信じ込 ん で 近づ い た の が ―
大 ちょ ん ぼ フッハハハ
貴 様
くら え 僕 の エメラルド !
へ ええ 待ち な 周り を よ ー く 見ろ
( 典明 ) あっ ( J ・ ガイル ) フッフフフフ
( J ・ ガイル ) お ー い 集まれ
( 男 たち ) おお ?
この お 方 たち が ―
みんな に お 金 を 恵 ん で くださる と よ
( 男 たち ) おお っ
な … なに !
( 男 1 ) タダ で お 金 くださる と は
( 男 2 ) おお あり が て え
( 男 3 ) どん だけ 太っ腹 な お 兄さん たち だ
( 男 4 ) あり が て え あり が て え
( 男 4 ) あり が て え ( 男 3 ) 恵 ん で く だせ え
( J ・ ガイル ) ケヘヘ これ が どういう こと か 理解 し た か ?
はっ
( 男 5 ) ハハハハハ
( J ・ ガイル ) 俺 の 幽 波紋 を 見切った だ と ? バカ め
俺 は 自分 の 幽 波紋 の 弱点 は とっくに 知って い た わ あ
( ジャン ) う う っ
( J ・ ガイル ) 映る 物 を 多く し 軌道 が 分から なく なれ ば ―
もはや 弱点 は ない
( 血 が 出る 音 )
見る な 見つめる な 俺 たち を 見つめる な
( J ・ ガイル ) ケッヘッヘッ へ もう 逃れ られ ん
一度に 全員 を 爆破 でも する かい ?
ウワアアア
青春 を 犠牲 に し て 俺 を 追い 続け た のに ―
あー あ 途中 で 挫折 する と は なんと つまらない 寂しい 人生 よ
そして この J ・ ガイル 様 は お め え の 妹 の よう に ―
カワイイ 女の子 を はべら せ て 楽しく 暮らし まし た と さ
クッヘ へ
そう いや あ 泣き わめく の が ウマ かった なあ
お め え の 妹 は よ お
ヒヤッ ハハハハ ハハ
死に な
や … 野郎
( 典明 ) ポルナレフ その セリフ は 違う ぞ
え ?
( 典明 ) あだ を 討つ とき と いう の は ―
“ 野郎 ” なんて セリフ を 吐く もん じゃあ ない
こう 言う ん だ
我が 名 は 花 京 院 典明
我が 友人 アヴドゥル の 無 念のため に
左 に いる 友人 ポルナレフ の 妹 の 魂 の 安らぎ の ため に
死 を もって 償わ せ て やる
( 男 たち ) おお っ ( J ・ ガイル ) えっ !
( 典明 ) 拾った 者 に は この 金貨 を やる ぞ
顔 が 映る ほど ピカピカ の 金貨 だ
( 男 たち ) う わ ああ
なるほど 花 京 院
( 金貨 の 音 )
( 典明 ) これ で みんな の 目 が 一 点 に 集まった よう です よ
ああ
( 典明 ) ハングドマン が 移動 し なく て は なら ない 軌道 は 分かった
メルシー 花 京 院
あ あっ
ウギャアア
( J ・ ガイル ) ヒイイ
ヒイイ !
イヤア !
( ジャン ) 瞬間
( J ・ ガイル ) ウギャア !
ヒイイ イヒヒ
( 典明 ) 待て !
( J ・ ガイル ) ヒイ ヒヒ ヒイ ヒイ
開か ない ヒッ ヒイ !
( ジャン ) 泣き わめく の が ウマ い の は て め え の ほう だ な J ・ ガイル
これ から て め え は ―
泣き わめき ながら 地獄 へ 落ちる わけ だ が
一 つ だけ 地獄 の 番人 に は 任せ られ ん こと が ある
それ は !
針 串 刺し の 刑 だ !
( J ・ ガイル ) ヒヤアア
この 時 を 長年 待った ぜ !
アアッ アアッ
アエッ
( 血 が 流れる 音 )
あと は えんま 様 に 任せ た ぜ
これ が 本当 の ハングドマン か
心底 クズ 野郎 だった な
敵 は 取った ぜ
( ホル ・ ホース ) 待ち な
追って き た ぜ ヒッヒ
ヒッヒ
なに トロトロ 歩 い て ん だ ?
逃げる ん なら 必死 に 逃げ ん かい 必死 に よ お
なあ J ・ ガイル の ダンナ
( 銃声 ) ( ガラス が 割れる 音 )
今度 は 観念 し な て め えら の 人生 の 最後 だ
最後 らしく 俺 たち に かかって こい よ
すわった 根性 見せ て みろ よ コラアッ
なあ J ・ ガイル の ダンナ
( 銃声 ) ( ガラス が 割れる 音 )
う う っ
聞い て いる の かい ? NJ ・ ガイル の ダンナ よ
( ジャン ) 野郎 なら もう 聞い て ねえ と 思う ぜ
( ホル ・ ホース ) ああ ?
やつ は とって も 忙しい
地獄 で 刑罰 を 受け てる から な
うん ?
おい おいおい おい おい おい デマ 言う ん じゃ ねえ ぜ
この 俺 に ハッタリ は 通じ ねえ よ
て め え に 倒せ る わけ ねえ だ ろ う が
この 俺 だって やつ の 無敵 の ハングドマン に は ―
一目 置いて ん だ ぜ
ポルナレフ 冗談 きつい ぜ イッヒヒヒ
200 ~ 300 メートル 向こう に あの クズ 野郎 の 死体 が ある
見 て くる か ?
( ホル ・ ホース ) えっ
( ホル ・ ホース ) よし 見 て こ よ ( ジャン ) あっ
( ジャン ) 野郎 逃げる 気 か
( ホル ・ ホース ) こ … こいつ は かなわ ん ぜ 俺 一 人 じゃ 完璧 ( ぺ き ) 不利
ここ は 逃げ て 次 の 機会 を 待つ ぜ
俺 は 誰 か と コンビ を 組 ん で ―
初めて 実力 を 発揮 する タイプ だ から な
1 番 より ナンバー 2 ( ツー ) これ が ホル ・ ホース の 人生 哲学
文句 あっか
( 打撃 音 ) ( ホル ・ ホース ) なに ! ドッヒャア
( 典明 ) あ あっ
ジョースター さん 承 太郎 ( じ ょ うた ろう )
( ジョセフ ) アヴドゥル の こと は すでに 知って いる
彼 の 遺体 は 簡素 で は ある が 埋葬 し て き た よ
( ホル ・ ホース ) ヒイイ
( 典明 ) ひきょう に も アヴドゥル さん を 後ろ から 刺し た の は ―
両 右手 の 男 だ が
直接 の 死因 は この ホル ・ ホース の 弾丸 だ
この 男 を どう する ?
( ジャン ) 俺 が 判決 を 言う ぜ ( ホル ・ ホース ) ヒイイ
死刑 !
な っ
( ネーナ ) お 逃げ ください ホル ・ ホース 様
( ネーナ ) ホル ・ ホース 様
私 ( わたくし ) に は 事情 は よく 分かり ませ ぬ が ―
あなた の 身 を いつも 案じ て おり ます る
それ が 私 ( わたくし ) の 生きがい
お 逃げ ください 早く
この 女 ( あま ) 放せ
何 考え て ん だ
承 太郎 花 京 院 ホル ・ ホース を 逃がす な よ
もう 遅い
え ? あ … あっ
( 馬 の 鳴き声 )
よく 言って くれ た ベイビー
お め え の 気持ち ありがたく 受け取って 生き延びる ぜ
逃げる の は お め え を 愛し て いる から だ ぜ
ベイビー
フォーエバー に な
( ジャン ) う うん ! 野郎
( ジャン ) 待ち や がれ ( ネーナ ) あ あっ
ああ
( ジャン ) “ ああ ” じゃ ねえ この 女 ( あま )
チェッ
( ジョセフ ) ポルナレフ
その 女性 も 利用 さ れ て いる 1 人 に すぎ ん
それ に やつ は もう 戦う 意思 は なかった
構って いる 暇 は ない
アヴドゥル は もう い ない
しかし 先 を 急が ね ば なら ん の だ
ああ …
もう すでに 日本 を 出 て 15 日 が 過ぎ て いる
( ジャン ) … った く まあ しょうが ねえ
さあ エジプト へ の 旅 を 再開 し よ う ぜ
いい か ディオ を 倒す に は よ みんな の 心 を 一 つ に する ん だ ぜ
一 人 でも 勝手 な こと を する と よ ―
やつ ら は そこ に つけ込 ん で くる から よ いい な
( 一同 ) フッフ
( ジャン ) 先 を 急 ご う ぜ
( 一同 ため息 )
( ジョジョ ) やれやれ だ ぜ
( エン プレス ) チュミミーン
♪~
~♪
( 典明 ) 見え て き た ぞ ベナレス の 街
( 看護 師 ) 人殺し
( エン プレス ) 犯人 は わし じゃあ
名 は ジョセフ ・ ジョースター アメリカ 人
( ジョセフ ) なに !
( ネーナ ) 好き です
( ジャン ) ああ ? これ なんか 人 の 顔 に 見え ない か
( エン プレス ) チュミミーン